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What is the IT industry?

IT業界とは

IT業界は、全産業の中でも特に急速に成長を遂げ、総務省の調査によるとすでに日本のGDPの約1割を占めている国家戦略においても重要視される業界です。IT業界は、新しい技術の発展が継続しており、今後も市場規模の拡大が予想される成長業界です。

IT業界のITは、「Information Technology」の略で、コンピュータやデータ通信に関連する「情報技術」を刺します。IT業界は私たちの生活にも非常に密接な業界で、「インターネット上でサイトを閲覧・検索するためのプラットフォームの提供」「ECサイトで電化製品や日用品を購入するサービス」「食事をアプリで注文したら、家まで届けてくれるサービス」「外出先からスマホで家のエアコンを起動させるサービス」「会社の給与計算を自動的に行ってくれるサービス」など、数え上げたらきりがないくらい私たちの生活には欠かせないサービスを提供しています。

また、新しい技術が次々と生まれ、驚異的なスピードで発展しているのもIT業界の特徴です。直近では、クラウド、AI(人工知能)、5Gなどの技術が注目され、各種サービスのオンライン化が進み、今まさにDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速しており、今後さらに発展していく成長産業といえます。

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What is SIer?

SIerとは

IT業界におけるSIerとは

SIer(エスアイヤー)は、様々な企業や行政から依頼を受けて、システムインテグレーションサービスを提供する企業をさします。端的に表現をすればSIerは「システム開発を請け負うIT企業」ということになります。また、企業やエンジニアによっては、SIerのことを「SI」や「システムベンダー」、「ITベンダー」と呼ぶこともあります。

今、企業にとって、事業を加速させたり、効率化を図ったり、新規にサービスを立ち上げる時などに、システム開発は不可欠です。国策においても、DXを推進する流れがあり、SIerの需要は今後益々高まることが予想されます。企業がシステムを開発しようとしても、システム開発のための高度な知識や技術を持つシステムエンジニアを十分に雇用していないため、そうした企業に代わってシステム開発を行うのがSIerの役割となります。

SIerは顧客の要望に応じて様々な仕事を請け負いますが、SIerごとに扱えるプログラミング言語や得意とする業界・案件などが異なります。そのため、企業は開発したいシステムの特性に合わせて、SIerを選ぶことが重要になります。システム開発にあたっては、「要件定義」「設計」「プログラミング」「テスト」「リリース・運用保守」を行っていきます。SIerがシステム開発を行う際には、開発するシステムの規模によっては、複数のSIer企業が連携をして作業を行うケースも少なくありません。

具体的には、大手のSIerが要件定義や設計工程(上流工程)を行い、下請けのSIerが開発や運営(下流工程)を行うといったように役割分担が異なっています。他SIerのエンジニアが、客先やグループ会社に常駐する(SESと言います)形でシステム開発を担うこともあります。SIer企業の立場や規模によって、業務内容が変化するのも特徴です。また、近年ではSIerでありながら、同時に自社でソフトウェア製品などを開発し、販売する企業も増えています。

サンソウシステムズは一次請けの案件が多く、上流工程から下流工程まで経験することができます。また、新規事業として自社でのソフトウェア開発や販売にも取り組んでいます。

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SIerの種類とは

  • 01、メーカー系SIer

    ハードやソフトのメーカーがシステム開発も手掛ける場合や、子会社化したもの。自社や系列企業の製品を使ってシステムを提案。
    企業例:富士通、NEC、日立製作所など

  • 02、独立系SIer

    SI事業を目的として設立された独立した企業。提案内容が系列企業の製品などに縛られないので、自由度の高い提案ができる。
    企業例:日本ユニシス、インテック、サンソウシステムズなど

  • 03、ユーザー系SIer

    企業の情報システム部門が依頼を受けるうちにSIerとして成長し、子会社化や分社化したもの。親会社以外の依頼も受ける。
    企業例:NTTデータ、SCSK、電通国際情報サービスなど

  • 04、コンサル系SIer

    コンサルティング会社の一部門としてSIerの機能を持ち、コンサルティングの一環として、事業の企画提案から要件定義も含めて対応することが出来る。
    企業例:アクセンチュア、アビームコンサルティング、野村総合研究所など

  • 05、外資系SIer

    海外資本のSIerで日本にも支社や日本法人を持ち、日本市場においてSIerとしてシステムを提案。
    企業例:日本アイ・ビー・エム、日本ヒューレット・パッカード、日本オラクルなど

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Job Map

職種マップ

ITコンサルタント

ITを活用して企業の課題を解決する専門家。問題を明らかにし、解決のための助言や提案を行います。

プロジェクト
マネージャー

システム開発などのプロジェクトの総責任者。進行管理を担い、予算、品質、納期に対して全責任を負います。

プロジェクトリーダー

システム開発などのプロジェクトの現場リーダー。メンバーのまとめからトラブルのフォローまでをこなします。

システムエンジニア

システムの設計・開発・テストを手掛ける技術職。クライアントに直接ヒアリングを行うこともあります。

プログラマー

SEなどが作った設計に基づき、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを作ります。

インフラエンジニア

システムの基盤となるITインフラ(サーバー・ネットワーク等)の設計・構築・整備・保守に従事します。

運用保守
システムエンジニア

サーバーやネットワークでの障害発生を防ぐために運用管理を行い、障害発生時には迅速な復旧を行います。

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System Engineer Job

システムエンジニアの仕事

システムエンジニアの役割は、クライアントへのヒアリングを通じて要求に最適な仕様のシステムの開発全般を担当します。

システムエンジニアは、情報処理系のシステム開発の上流工程を担い、要件定義、外部設計、内部設計など、「設計から開発、テストまで一貫して進めていく役割」を担っています。

プロジェクトにおいて、納期が迫っている場面などでは、手の足りていない開発の支援やテストの支援なども行うため、オールラウンダーとしての力が求められるポジションです。

システムエンジニアの重要な仕事は、クライアントがシステム開発を通して実現したいご要望を的確に汲み取り仕様に落とし込むことです。これを実現するためには、クライアントとの対話を重ねるだけではなく提供される資料から業務内容の把握はもちろんのこと、明文化しきれていない要望を検討・提案します。つまり、クライアントが満足するシステムをプロの目線でアドバイスし、すり合わせをしながらシステムの要件に落とし込むため、高いコミュニケーション能力や理解力が必要になります。

また、クライアントの要望を満たすシステムを創り上げるために、「どのような機能が必要か」「どのような技術で実現することが可能か」を検討する仕事であるため、プログラミングからデータベース、ネットワーク、セキュリティなど幅広い技術に対する知見が必要になるため、主流で使われている技術だけでなく最新技術に対する情報感度も求められます。

  • 【業務内容】
  • クライアントとの折衝
  • クライアントの業務分析
  • システムの提案・要件定義
  • システムの設計書作成
  • システムの開発・テスト
  • システムの運用・保守
  • マニュアルの作成
  • 【必要スキル】
  • ITスキル
    (プログラミング、インフラ、セキュリティ等)
  • マネジメントスキル
    (進捗管理、顧客交渉/調整、人員管理等)
  • コミュニケーションスキル
    (ユーザー折衝、チーム開発等)
  • 文書作成スキル
    (提案書、設計書、メール等)
  • 論理的思考
    (問題解決・仕様決定・スケジュール決定等)
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System Development Process

システム開発の工程

システム開発の工程は通常5段階あり、「要件定義」「設計」「プログラミング」「テスト」「リリース・運用保守」に分かれます。この5段階ある工程をどのように進めていくかはシステム開発の規模や特性に応じて選ばれますが、「ウォーターフォール型」と「アジャイル型」の2種類が一般的です。

サンソウシステムズでは、どちらの開発手法も採用しており、プロジェクトの目的によって使い分けています。

01)ウォーターフォール型開発とは

ウォーターフォール型開発は、システム開発においては要求定義から設計、開発、テスト、導入という流れを逆走することなく、かならず一方方向へ流れるというシステム開発手法です。「完了したら次の工程に進む」という、分かりやすい開発手法であり、システム開発の経験が少ない方もイメージしやすい開発手法です。
ウォーターフォール型開発は、「つくりたいシステムの完成イメージが明確に決まっているプロジェクト」や「開発までに時間を要する大規模なシステム開発のプロジェクト」に向いていると言えます。

  • ①ウォーターフォール型のメリット
    • スケジュール管理がしやすく納期の見通しを立てやすい
    • 予算が立てやすい
    • 大きな問題が発生しにくい
  • ②ウォーターフォール型のデメリット
    • リリースまで時間がかかる
    • 仕様変更やトラブルの対応が難しい
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02)アジャイル型開発とは

アジャイル型開発は、システムを構成する機能(モジュール)毎に分割して開発を進めていき、「計画」「要件定義」「設計」「実装」「テスト」といった工程を反復していきます。この開発手法は、開発工程を小さくまとめる分、リリースまでの期間が短くできるのが特徴で、追加した機能を実装したソフトウェアを都度リリースし、プロジェクトにおける各機能の優先度を評価し直すのが特徴です。
顧客の要望や仕様変更に柔軟に対応可能なアジャイル型開発は、「つくりたいシステムの完成イメージが明確でないプロジェクト」や「小規模なシステム開発のプロジェクト」に向いていると言えます。この開発手法は、短期間で開発可能なシステムが必要な場合や単純な機能の実装をしたい場合、ウォーターフォール型よりもアジャイル型開発が向いていると言えます。

  • ① アジャイル型開発のメリット
    • 納期が早い
    • 要求の変更などに柔軟に対応できる
    • 顧客のニーズに応えやすい
  • ②アジャイル型開発のデメリット
    • 対応できるシステム会社が少ない
    • 当初のコンセプトと完成物に大きな違いが発生する事がある
    • 開発者側で人材を確保できないことがある
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